ICRとは、Inner Contact Rubberの略称であり、シリコーンゴムに導電部位を形成したスイッチ機能(ON-OFF)を有する製品です。
特 長
シリコーンゴム特有の反発力を利用し、ボタンにストロークとスカート形状を形成することで、荷重とクリック感を当社保有の設計技術よりご要望の仕様にあわせ製品設計を致します。
種類 | 接点抵抗 | 特長 | |
---|---|---|---|
a | 厚膜導電焼付 | 100Ω以下 | 安価であり、円形、長円形、四角形 形状の接点形状設計が可能 |
b | 導電豆 | 100Ω以下 | 金接点より安価、円方のみ(φ2, 2.5, 3, 3.5, 4, 5, 6, 7, 8) |
c | 金接点 | 2Ω以下 | 低抵抗、高信頼性 |
※厚膜導電焼付はΦ2.5以下の場合は300Ω以下の設定となります。>
用途事例
ステアリング用ICR(車載用途) | Audio用ICR(車載用途) |
---|---|
![]() |
![]() |
パワーウインドー用ICR(車載用途) | 楽器用ICR |
![]() |
![]() |
商品立ち上げの流れ
ご提示頂いた情報を基に、弊社にて下記設計フローに沿って検討を行い最適仕様インナーラバーを提案させて頂きます。まずは、ご相談ください。
![]() |
![]() 有限要素法を使用し、操作荷重、ストロークを考慮した最適形状をご提案致します。 |
![]() シミュレーション結果から金型を起工し、試作を行います。 試作時はラバーの硬度調整などを行いF-S特性を検証することにより、ご要望の操作荷重、クリック率を考慮したサンプルをご提供いたします。 |